アクティブラーニングを考える

~授業実践や雑感など(亀倉正彦)~

2016-01-01から1年間の記事一覧

ワンデイ・インターンシップ批判に応えて

最近、ある教育系の新聞記事で「ワンデイ・インターンシップ」への批判を目にしました。その記事によれば、「ワンデイ・インターンシップ」に対して、以下の3つ問題点を指摘し、これらがインターンシップの本義である「学生の職業観の醸成」「実践的な職業…

『PROG白書2016 現代社会をタフに生き抜く新しい学力の育成と評価』を読んで

新刊の『PROG白書2016 現代社会をタフに生き抜く新しい学力の育成と評価 -2020年大学入試改革を見すえて』(河合塾・リアセック監修 PROG白書プロジェクト編著、学事出版 2016.5.15)を読みました。書評というより、私個人の問題意識との関わりで考えたことを…

FRO28-01,02チーム決定&来客準備

本授業は名古屋商科大学で3,4年生対象の全学部共通教育科目として開講される「NUCBフロンティア力育成講座」です。近隣市町の地域活性化に向けて学生チームが自ら企画・運営を実践する内容で、「道なき道を切り拓く」とする建学理念「フロンティア・スピリッ…

水野正朗著「学びが深まるアクティブラーニングの授業展開--拡散/収束/深化を意識して」を読んで(1巻3章)

東信堂「アクティブ・ラーニングシリーズ」(溝上慎一総監修 2016年3月刊)第1巻『アクティブラーニングの技法・授業デザイン』(安永悟・関田一彦・水野正朗編)第3章「学びが深まるアクティブラーニングの授業展開--拡散/収束/深化を意識して」(水野正朗・…

ビジプラH27後期14最終回まとめ

11:20-11:30 出欠・資料配布・趣旨説明 11:30-11:54 グループ作業① 「最終報告書」の「提言」①発表準備、②質問準備 11:54-12:30 グループ発表① 日進・名古屋・長久手・尾張旭(発表5分+質疑4分) 12:30-12:45 グループ作業② 「授業で成長した点」「授業の…

フロンティアH27後期14最終回まとめ

13:55-14:10最高難度のcommu①。14:20-14:23その事例が「発信力」「傾聴力」「柔軟性」の一つ決めて、理由とともに書く②。14:23-14:25ディベートグループ決定。14:27-14:373は1分間立論準備③。14:37-14:39ルール説明&その後の作業説明。14:41-14:43立論*2→14…

関田一彦著「アクティブラーニングを支えるグループ学習の工夫--協同学習の視点から見える実践の留意点」を読んで(1巻2章)

東信堂「アクティブラーニング・シリーズ」(溝上慎一総監修 2016年3月刊)第1巻『アクティブラーニングの技法・授業デザイン』(安永悟・関田一彦・水野正朗編)第2章「アクティブラーニングを支えるグループ学習の工夫--協同学習の視点から見える実践の留意…

安永悟著「協同学習による授業デザイン:構造化を意識して」を読んで(1巻1章)

東信堂「アクティブラーニング・シリーズ」(溝上慎一総監修 2016年3月刊)第1巻『アクティブラーニングの技法・授業デザイン』(安永悟・関田一彦・水野正朗編)第1章「協同学習による授業デザイン:構造化を意識して」(安永悟・久留米大学)を読んで**********…

「時間外学習」についての問題意識

※1/27 21:53更新(時間外学習との関わりを補強) 私が授業時間外の学習(予習・復習・リフレクション・レポートなど)を組み立てるときに常に思い出す対照的な2つの経験がある。その経験をここでは紹介しながら、その意味をまとめてみたい。ここで事例として…

新年の抱負

新年明けましておめでとうございます。 連動して進めているFacebookページで昨年度の振返りを済ませました。以下のリンクをご参照ください。https://www.facebook.com/masahiko.kamekura一年の計は元旦にありとも言いますので、新年度の抱負を申し上げたいと…